継続中
こんばんはkimです。
ここのところ読書をテーマにしたブログを投稿しています。
投稿して2週間が経過しました。いつもだと、そろそろ飽きてくる時期です。
‘‘いつもだと”
今回は順調に読書を継続しています。
読書を始めてお気に入りの場所ができました。
それは晴れた日に、窓の縁に寄りかかって立ち読みをすることです。
ぱっと見、知的に見えますね。
ただの読書初心者です。
実際のところは、見栄えがカッコいいからって理由ではないです。
日向ぼっこしながら読書をすると、頭も冴えてきて気持ちがいいです。
日光浴はビタミンDが、なんちゃらかんちゃらで健康にいいみたいですよ。
今は川口俊和さんの『思い出が消えないうちに』を読んでいます。
とある喫茶店のある席で、コーヒーを淹れてから冷めるまでの間、過去(未来)の会いたい人に会うことができる。
まるで夢のようなお話。
そこにはいくつものルールがあります。
【滞在時間はコーヒーを淹れてから冷めるまでの間だけ】
【冷める前にコーヒーを飲み切らなければならない】
【席から離れてはいけない】
などなど・・・
中でも印象的なのは、
【何をしても未来(過去)は変わらない】
過去(未来)に行こうとする人たちの目的は、それによって打ち砕かれます。
ルールを聞いて諦める人が大半の中、それでも会いに行く人たちを描いた物語です。
お気に入りは、第2話「『幸せか?』と聞けなかった芸人の話です」
お笑いコンビ『ポロンドロン』の轟木と林田を陰で支えた瀬津子の物語です。
この3人は中学からの親友で轟木と瀬津子は夫婦です。
ポロンドロンの下積み時代は、瀬津子が水商売をしてまで生計を立てていました。
そんな瀬津子の夢は≪ポロンドロンがお笑いグランプリを受賞すること≫なのです。
ですが、その夢は叶うことなく瀬津子は亡くなってしまいます。
瀬津子が亡くなる少し前に轟木と瀬津子は婚約をしていました。
生きる希望を失った轟木を支えたのは、瀬津子の夢を叶えてやるという思いでした。
それからの轟木は鬼気迫る勢いで、お笑いに打ち込みます。
そして5年後、念願のお笑いグランプリを受賞することができたのです。
過去へ戻り、妻に報告をしようとする轟木。
それを何故か必死に阻止しようとする林田。
それぞれの想いがとてもわかりやすく書かれています。
結末は涙が出そうになりました。
読み終わって読書って楽しいなって初めて思いました。
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