共にがんばろう

皆さま、こんにちは。
ホテルホットイン石巻スタッフMaiです。

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3.11東日本大震災から11年が経ちました。。。
地震発生当時、兄以外の家族全員がたまたま家にいました。
ものすごい地鳴りのあとに、大きな揺れに襲われたことを今でも鮮明に覚えています。
重たい机やテレビ、本棚、食器棚などがバタバタと倒れましたが、運よく誰も大きなケガをすることはありませんでした。
今まで体感したことがない大きな揺れにびっくりしすぎて声も出ませんでした。

一通り激しい揺れが収まった後、母は兄に電話をかけました。
しかし電話は通じず、津波警報のサイレンを聞きながら私たちは不安でいっぱいでした。ガスも止まり、水道もでない、電気もつかない真っ暗な中で、ろうそくを点けながら一夜を過ごしました。そして朝起きて外をみると、昨日まで見ていた『当たり前』の景色とはまったく違う景色が広がっていました。潰れた家、燃えている学校、道路には大きな亀裂が入り、友達の家があったはずの場所は何もありませんでした。そこに昨日までなにがあったのかわからなくなるほど津波の被害は甚大でした。自分が生きているのはたまたま運がよかっただけなんだと目の前の景色をみて漠然と思いました。隣近所の人や同級生と道端であうと、みんな口々に「よかった」「怖かったよね」と泣きながら抱き合いました。

震災から二日後、連絡がつかない兄を心配した父は兄の職場へ徒歩で向かうことになり朝早くに自宅を出発。
そして夕方過ぎに泥だらけになって帰ってきて第一声に「兄ちゃん生きてたぞ」と言われたとき家族みんなでほっとしました。
兄が自宅に帰ってきたのはその二日後で、玄関から「ただいま」と兄の声が聞こえた時すぐに玄関へ向かい私と妹は兄にすがって大泣きし、姉はそばで泣いていました。
「なに泣いてんの」と兄はなんでもないように務めて明るく話していましたが、頭の上からつま先まで泥だらけの兄の姿をみて、たまたま運よく生きていただけなんだと実感し、もしかしたら死んでいたかもしれないと思うと涙がとまりませんでした。

いろんな人の人生が一瞬で変わってしまった震災。
今でも復興工事が至る場所で行われています。

毎年のように大きな地震や台風被害、火山の噴火などの自然災害が各地で発生しています。
自然災害をなくすことは難しいですが、被害を抑えることはできるかもしれません!

今日という日が当たり前ではないことを学んだ「3.11」
少しでも被害を増やさないために。一人一人ができることを、みんなで考えていきましょう!

がんばろう、石巻!がんばろう、東北!

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